慢性咳が治らず眠れない、中国医学は5つの症候群を診察して咳を治す
中医学では臨床症状に応じた「弁証論治」と「寒・熱・燥・痰・湿」を重視します。
漢方医学の観点から見ると、これらは「残邪」、つまり外邪が身体の内邪・欠乏を引き起こすことの現れです。 したがって治療としては、疏風、肺気を促す処方を主とし、臨床症状に応じて、寒熱、燥、痰、湿の薬を加減して治療を行います。良い治療効果。
寒咳:咳、白く薄い痰、喉のかゆみがあり、風や寒さに煽られると咳が激しくなります。
治療→杏蘇散
熱咳:咳、黄色くて粘っこい痰、喉の痛み、体の熱感、口と喉の乾燥、口と鼻の熱い息。
治療→桑菊飲、瀉白散
燥咳:痰がない乾咳、または粘性の少ない痰があり、目が充血していても咳き込みにくい、咳による胸痛、鼻や喉の乾燥、ほてりや寝汗などがあります。
治療→桑杏湯、清燥救肺湯、沙參麥冬湯、百合固金湯
湿性咳嗽:さまざまな色の白い痰を伴う咳、胸部と横隔膜の膨満感、吐き気と嘔吐。
治療→二陳湯、平胃散、小青龍湯
虚咳:息切れを伴う咳、治らない慢性咳、薄い白または泡状の痰、倦怠感、息切れ、話すのが怠い、抵抗力の低下、風邪。
治療 →玉屏風散、六君子湯、腎氣丸
茶飲:百合麦冬茶
適応症:燥咳患者。
効能・効果:慢性の咳が治らない、痰がない乾咳、喉のかゆみ、咳が止まらない方。
薬材:百合、麦門冬、沙參各11g
作法:500ccの水を加えて沸騰させ、冷ました後、はちみつを適量加えてお飲みください。
文献サイト引用:https://www.edh.tw/article/18731