夏が到来し、季節の変わり目になると、ヘルペス、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎など、皮膚のトラブルを抱える患者さんが中医院にも多く来院されます。上記はいずれも「湿疹」の一種で、湿疹とは実際にはいわゆる「皮膚の炎症」ですが、病気の部位が少し異なります。
肌の状態に応じて、効果異なる漢方薬を用いて治療を行います。 薬には主に次の 3 種類があります。

1.水疱が多い方は、しっとり肌
明らかな除湿効果のある薬材を使用することができます、例えば：蒼朮、白朮、薏苡仁、茯苓、苦參などの薬材。体から水分を効果的に除去し、体から余分な水分を排出できるため、「水ぶくれ」-「水」の問題を自然に解決できます。

2.赤み、重度のかゆみ、または明らかな赤みや腫れを引き起こす皮膚の状態
解熱や抗炎症効果がある薬材を使用する必要があります。
例えば：連翹、金銀花、蒲公英など
体の熱を消除し、体の炎症反応を軽減します。

3.乾燥肌やカサカサ肌の患者さん
血液に栄養を与え、乾燥に潤いを与える薬材を使用し
例えば：当歸、白芍、生地黃など
血行を促進し、血液中の栄養や水分が表皮まで届くようにし、乾燥してカサカサになった肌を改善します。

日常生活の保養も重要です。次の3つの行動をしっかり行えば湿疹の問題はかなり改善されます。

1.冷たい飲み物（すべてのお茶、特に緑茶）、氷製品、冷たい果物の摂取を控える。

2.揚げたもの、辛いもの、甘いものはあまり食べないようにしましょう。これらの食べ物は体の炎症反応を高めるため、できるだけ避ける必要があります。

3.保湿に注意：湿疹とは名前が付いていますが、実際は皮膚の炎症反応であり、皮膚を保護する必要があり、化粧水やクリームを塗るのが最善の保護方法です。汗をかいたときは、できるだけ乾かして肌をフレッシュに保ちましょう。

画像引用サイト：https://kknews.cc/health/39e9v58.html

文献サイト引用：https://www.edh.tw/article/31113